イギリスのことについて触れている英語学習本ってあまり多くないよね。
多くはないけど、毎年定期的に特集を組んでいる学習誌があるから今日はそれを紹介するよ!
毎月6日に発行されている英語学習誌、「ENGLISH JOURNAL」(アルク出版)の12月号はイギリス特集になっています。
毎年異なったテーマや切り口でイギリスのことを詳しく教えてくれている上に、イギリス俳優などのインタビューが豊富に盛り込まれています。
2021年12月号はこちら↓
今回は、ENGLISH JOURNAL12月号の内容と過去の12月号についてご紹介します。
2021年12月号の特集は「あなたの知らない英国ガイド」
表紙の写真が凛としていて、とても引き込まれます。こちらはイギリス、北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェイです。
イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成される国です。
今号では、風光明媚な写真とともに、それぞれの国の基本情報やお国自慢、そして明日から使えそうな意外と知られていないそれぞれの国の事情が書かれています。
例えば、イギリスの国旗「ユニオンジャック」には、ウェールズの国章の影響が全くないのですが、それがなぜなのか、などが簡潔に説明されています。
音源として、4カ国出身の方々のインタビューが付いています。それぞれの国の独特な発音の特徴を味わい、慣れるためにリスニングするにはとてもお勧めの教材で、ボク個人的に楽しみにしている部分です。
特集の最後は、日本で中高生に英語を教えているマリ・マクラーレンさんの「イギリス英語学習におすすめ!エンタメ作品7選」で締め括られています。
Ed Sheeran(エド・シーラン)しかわからなかったので、他の6作品を機会があればチェックしたいと思います。
アルクさんのウェブメディア、「ENGLISH JOURNAL ONLINE」にも記事がありますので、ぜひそちらをご参照ください↓
12月号は特集以外にもイギリスがいっぱい!
ENGLISH JOURNALにはメインコンテンツとして学習コーナーがあります。
毎月、インタビュー(スピーチ)が2本、エッセイと軽快なおしゃべり、レクチャーという内容です(2021年11月現在)。
2021年12月号は、
- Interview1:ゲイリー・オールドマン(イギリス俳優)
- Interview2:大井真理子(BBCアジア経済特派員)
- Tea Time Talk:思い切った行動
- Quick Chat:変わりゆくイギリス
- Lecture:英語で味わう「芸術の秋」
へぇ〜、インタビュー2本ともイギリス関係なんだ!
そう!特に、大井真理子さんは日本人初のBBCリポーターで、キャリアについて語っているので必聴だよ!
「ENGLISH JOURNAL ONLINE」の紹介記事もご参照ください↓
過去のイギリス特集号を少しご紹介!
2020年12月号
カバーこそ、アメリカ女優・歌手のセレーナ・ゴメスですが、特集は「世界を創ったイギリス文化論」です。
美術、デザイン、ファッション、文学、戯曲、音楽という6つの分野で、世界に影響を与えたイギリス発の文化を英語で学ぶことができます。
ENGLISH JOURNAL ONLINEにそれぞれの記事が掲載されています。もちろん、日本語解説付き↓
1時間目:美術 ウィリアム・ホガースと美のエッセンス【イギリス文化論】
2時間目:デザイン ウィリアム・モリス ふたたび【イギリス文化論】
3時間目:ファッション 世界に影響を与え続けるイギリスファッション【イギリス文化論】
4時間目:文学 ビクトリア朝の光と闇を描く名探偵小説【イギリス文化論】
クリスティーの名探偵ポアロが話す「フランス語なまり・交じり」の英語がイギリス社会を相対化する
5時間目:戯曲 世界中の喜怒哀楽に浸透したシェイクスピアのせりふ【イギリス文化論】
また、イギリス英語特有の表現とスラングが40個掲載されていて、イギリス映画・ドラマを見るときに役立ちそうです。
2019年12月号
ポップなカバーアートが印象的で、内容も含めてボクの中でのベスト・オブ・イングリッシュジャーナルです!
特集は「英語で旅するロンドン」で、通訳者としてご活躍されている川合亮平さんの現地記事(音源)で、ロンドンの今を感じるスポットについて知ることができます。
これだけでお腹いっぱいなのですが、リアム・ギャラガーのインタビュー、ボリス・ジョンソン首相のスピーチと聞きどころ満載です。
2018年12月号
カバーに、エディ・レッドメインが登場!
特集は「イギリス紳士のたしなみ」です。
また、この頃ちょうど「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が公開された時期で、エディ・レッドメインとジュード・ロウを中心とした、豪華キャストのインタビューが掲載されています。
EJ12月号でイギリス英語に慣れ親しもう!
ご紹介してきた通り、EJ12月号はイギリス英語に関連するコンテンツで溢れています。
ボクはENGLISH JOURNALをここ数年定期的に購読しているので、どの号も触れられるだけ触れて様々な内容を楽しんでいますが、イギリスが好きな自分にとって12月号はいつも格別です。
イギリス英語がもっと聞き取れるようになりたい!という思いがあるので、何度も音源を聞き、聞いた後にスクリプトをチェックして音読し、最近はディクテーションにもチャレンジしています。
イギリスに興味がある、イギリス英語が好きという方々にはおすすめの英語学習誌です。そのような方々でまだENGLISH JOURNALを手に取ったことがない方は、12月号だけ毎年チェックしてみるのもいいかもしれません。
イギリス英語&文化を楽しみましょう!