こんにちは、Kazuです!
TOEIC Listening&Reading公開テスト(以下、TOEIC L&R)で900点台にスコアが乗ると、990点満点を意識しますが、ここから点数を上げていくのは大変ですよね?
ボクは885点のあとに945点を取り、それほど時間がかからずに960点を取ることができましたが、その後受けたテストでは点数が下がってしまいました。
久しぶりに2020年11月に受けたテストでも、対策をほとんど取ってなかったこともありますが、960を超えることはできませんでした。
そして今回、2021年8月に受けたテストでは、960点を大きく上回る、980点を取ることができました。
960点を取ったのは現行の形式になる前のときですし、徐々に難しくなっていると言われているTOEIC L&Rで980点を取れたことは嬉しいですし、自信にもなります。
今回は、980点を取ることができた学習方法についてご紹介します!
990点満点を目指す人向けの教材を徹底的に活用する!
TOEIC本は書店にたくさん並んでいますが、990点満点を目指す人向けの教材はそれほど多くはありません。
しかし、以前と比べると難問に特化した問題集が増えてきたような気がします。
990点を目指すには、内容がやや複雑なリスニング問題、リーディング問題にたくさん触れる高地トレーニングが必要と考え、以下の問題集を買って徹底的に学習しました。
極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リスニング特訓
こちらの問題集は、TOEICリスニングのPart1が1問、Part2が5問、Part3とPart4がそれぞれ1題で3問ずつの計12問のミニ模試が50セット用意されています。
合計で600問と問題数が豊富な上に、1セットが12問で10分もあればPart1からPart4までの問題を一通り練習できるのでまとまった時間があまり取れない方でもスキマ時間で問題を解くことができます。
誌面レイアウトが見やすく、解説も充実している上に、聞き取りのポイントになる発音についても書かれてあります。
問題は、基本的なものも含まれてますが、990点を目指す人向けに、全体的にスピーカーの話すスピードが早く、話の展開が複雑なものもあり、かなりやりごたえのある問題集です。
極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リーディング特訓
同じシリーズ、同じ著者のリーディング編です。
構成はリスニング編とは大きく異なっていて、こちらは本番のテストよりもレベルが高い模試が2セットあります。
それぞれのセットにFollow-up問題が2種類入っているので、合計でリーディング6模試分の600問が掲載されています。
Follow-up問題はそれぞれオリジナルの模試の英文がベースになっていて、テスティングポイントが変わった問題となっていて他の模試にはないやりごたえがあります。特にFollow-upテスト2については、選択肢は5問あって問題によっては正解が複数あり、本物の英語力を試されています。
リーディングの正確性と解くスピードを上げるための学習をする!
問題集や模試を解いて間違えた箇所を解き直してみると、
なんでこの問題間違えたんだろう?正解すべき問題だったのに…
ということはありませんか?
間違えには様々なタイプがありますが、900点を超えるとかなりの英語力が備わっているので、知識や純粋な能力不足で解けない問題というのは多くないはずです。
特にミスがほとんど許されないリーディングでは、間違えの多くは、早く処理しようとしすぎて読みが雑で答えを直感で解いてしまっていることもありますよね。
また、最後の問題を終えるためにある程度のスピードも必要になってきます。
TOEICリーディングでは、速く正確に英文を処理して正解を見つけ出す能力が必要です。しかし、Part7のダブルパッセージやトリプルパッセージなどの複数の文章を照らし合わせながら解答を導く問題などは、どうしても時間がかかってしまう場合があります。
だからこそ、Part5とPart6、Part7の最初の方のシングルパッセージはどれだけ早く正確に答えを導き出せるかがカギになります。
そこで、Part7のシングルパッセージまでの問題の解答精度と速度を上げるための特訓を以下の問題集で行いました。
TOEIC L&Rテスト Part7 時間内制覇
TOEIC本を多数出版されている早川幸治さんの本です。
この本はとてもユニークな点があり、書籍の帯に書いてあるシャドーイングを使った学習法でPart7の問題を攻略します。
英文を黙読するとき、脳内で英語を音読している方は多いと思います。その速度が速くなれば読む速度も上がっていきますし、逆にその速度が遅ければやはりPart7で時間切れを起こしてしまいます。
それを解消するための「速トレ」という手順でPart7の問題を解いていく形式になっています。
英文や問題は難しくありませんが、Part7で出題される文章形式がカバーされていて、各ユニットの最初には英文で扱われる語彙と文法についてシンプルにまとまっていて、基礎から学習する方々にもおすすめです。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
書店で必ず平積みされている、定番の本です。
990点を目指す方のための高地トレーニング本ではありませんが、前述のTOEIC本と同様に、もう一度基礎からおさらいし、Part5で絶対に正解すべき問題をスピーディーに正解に導くための練習として購入してみました。
全国の大手書店のTOEIC L&R部門で長らく1位を獲得している大人気のTOEIC本だけあって、文法解説が基礎レベルからわかりやく書かれていて、さらに問題数が圧倒の1049問!
帯には500点から900点台までと書かれてある通り、これ一冊をやり込むとPart5はほぼカバーできるので、基礎から学習する方にもおすすめです。
TOEIC以外の素材に触れて多聴多読する!
TOEICで990点を目指すために行っているわけではありませんが、コンスタントに900点台をマークするにはTOEICの素材だけではなく、英字新聞や洋書、インタビューなどの生の英語素材に触れることが大切だと思います。
TOEICで出てくる英単語や英文のレベルは、英字新聞やドラマなどで使われている英語と比べると難しい語彙は使われておらず、リスニング問題のスピーカーさんはクセがない英語を話しています。
普段からオーセンティックな素材に触れ、様々な英文を読み、聞き、書いたり話したりすることで総合的な英語力を向上させることがそのままTOEICの点数に結びつきます。
野球に例えると、120キロのボールは一般の方にはとても速く感じますが、練習で何度も130キロ以上のボールを打つ練習をしていると本番での120キロのボールが遅く感じられる、そんな感覚です。
とはいえ、英語学習に費やせる時間は人それぞれですので、幅を広げた学習はできないという人もいると思います。それでもTOEICで高得点を取りたい場合は最初に述べた高地トレーニングができる教材を使うと良いです。
TOEIC L&Rで980点を取った学習法のまとめ+α
- 難問を集めた問題集を解いて高地トレーニングをする
- 基礎を怠らず、正確かつ速く解くことを心がけて問題を解く
- TOEIC以外の生の英語素材に触れる
2021年8月にTOEIC L&R公開テストを受験するに当たって2ヶ月ほど準備しました。
その際に、TOEIC公式問題集を解くということをしませんでした。
できれば、公式問題集を解いた方が良いです。ただ闇雲に問題集を解くよりも、対策を行うに当たって、
- 自分のウィークポイントはどこなのか
- どういう間違えをするのか
ということを分析してから、それを解消するための学習メニューを考えると結果に直結しやすくなります。
公式問題集は、公式が作成した本番に近い良質な模試なので、早い段階で解くことをオススメします。

TOEIC990を目指しましょう!